NEWS・おしらせ
7月7日、静岡県野菜振興協会、静岡県農協営農技術員会、本会(事務局・野菜花卉課)の3者は、静岡市駿河区のグランシップ中ホールで「令和4年度静岡県いちご生産者研究大会」を開き、静岡いちごの生産者とJA職員ら約260人が参加しました。
大会では、昨年12月に開催した「第32回静岡県いちご果実品評会」(本誌2月号に掲載)の表彰式を執り行い、上位入賞者へ賞状を授与しました。また、栽培技術の研究を目的に講演やパネルディスカッションなどを行った他、静岡いちごの消費宣伝事業について報告しました。
講演では、肥料農薬課の村上薫コンサルタントより、令和3年度はアザミウマの発生が多かったことが報告され、天敵資材を使った防除方法などを紹介しました。パネルディスカッションでは、野菜花卉課の渥美忠行コンサルタントがコーディネーターを務め、3人の生産者と「きらぴ香早期未分化定植本圃増殖栽培について」をテーマに令和3年度に実施した内容を映像などを交えディスカッションしました。また、生産者への情報提供として環境モニタリング機器「はかる蔵」についての講演を行った他、会場ロビーにてメーカーなどによる資材の展示を行いました。
消費宣伝事業の報告では、野菜花卉課より、本県出身のタレント・モデルの池田美優(みちょぱ)さんを2年連続で起用し、SNSでのPRに力を入れた他、テレビやラジオ番組でのパブリシティや静岡いちご娘によるPR活動を実施したことが報告されました。
△渥美コンサル(左)と生産者(右)によるパネルディスカッション
△アザミウマ類の対策について講演する村上コンサル