NEWS・おしらせ

イベント
2022.05.23

新茶シーズンの幕開け~令和4年静岡茶市場初取引~

 4月18日、静岡市葵区の㈱静岡茶市場で、令和4年の新茶初取引が行われ、取引開始に先立ち開催された式典には、生産者・茶商・JA関係者ら約400人が参加しました。前日の雨のため、初日の取引数量は少なく、昨年の半分程度となりました。
 式典では、同市場の内野泰秀社長が「混迷する世界情勢をはじめとして燃料や原材料の値上げが相次いでおり茶業界にも影響がある。美味しいお茶を適切な価格で消費者にお届けするために、生産者・茶商が長年積み上げてきた知恵と工夫を発揮できるよう努力する。」と挨拶、次いで川勝平太静岡県知事、田辺信宏静岡市長、静岡県茶業会議所会頭の上川陽子衆議院議員が祝辞を述べました。生産者を代表し挨拶した本会松永大吾経営管理委員会会長は「本年は天候に恵まれ品質の良いお茶ができ、皆さんに良いものを提供できると確信している。生産資材や肥料などの高騰が続いているので、茶商の皆さんには生産者の元気が出るよう、おいしい静岡茶をたくさん全国に届けてほしい」と呼びかけました。
 県内茶の初日の平均単価は5,080円/㎏で昨年より20%以上高くなりました。最高値は、JAふじ伊豆・富士宮市産の手もみ茶「さえみどり」の196万8千円/㎏で、同市場の最高値を更新しました。

▲静岡茶市場での新茶初取引で挨拶する松永会長

▲最高値を付けたJAふじ伊豆・富士宮市産の茶