静岡県の農業と主な特産物

静岡県は食材の王国!日本一の富士山や南アルプスを擁し、
変化に富んだ自然環境と冬でも温暖な気候を生かして、
多くの農畜産物が生産されています。
中でも、お茶とわさびは静岡県を代表する農産物で、産出額はともに“日本一”。
また、いちご、温室メロン、ガーベラやばらといった花きの生産も盛んで、
新しい品種や技術も続々と誕生。
高品質で多彩な農畜産物が、全国に出荷されています。

耕地面積

静岡県の面積は777,692ha。そのうち耕地面積(田・畑・樹園地・牧草地)は60,400haと、県土の7.8%を占めています。

60,400ha 7.8%

出典:令和4年耕地及び作付面積統計(農林水産省)、全国都道府県市区町村別面積調(国土地理院)

農業産出額

令和3年の静岡県の農業産出額は、2,084億円。このうち上位5品目(みかん、米、鶏卵、茶、いちご)で38%を占めています。全国に比べて、茶・果実・花きの割合が高いことも特徴です。

2,084億円

産出額第1位(生葉+荒茶)

県内には多くの有名茶産地があり、地域ごとに気候の特色を生かして様々なブランドが確立しています。金色の普通煎茶、濃緑色の深蒸煎茶のほか、近年は紅茶など多彩なお茶を生産しています。

わさび

産出額第1位

静岡県はわさび栽培発祥の地。その伝統的な栽培方法は世界農業遺産にも認定されています。清流で育つわさびは、澄んだ辛味と清らかな香りが持ち味。「わさび漬け」などの加工品も人気です。

ガーベラ

産出額第1位

静岡県のガーベラは、産出額で全国シェア41%。花弁が大きく華やかで、多彩な色や多くの品種が生産されています。部屋を華やかに演出してくれる、アレンジメントやギフトにも人気の花です。

みかん

産出額第3位

温暖な気候を生かした柑橘類の栽培も盛んです。青島みかんや寿太郎みかんは静岡県で生まれたみかん。貯蔵してから出荷する美味しさが凝縮されたみかんが、年明け以降に出荷最盛期を迎えます。

いちご

産出額第5位

主力の「紅ほっぺ」は静岡県で生まれた品種。ジューシーで甘みと酸味のバランスが良く、香りも豊かないちごです。「きらぴ香」は、品のよい香りと甘みが特徴の、高級感漂う静岡発の新ブランドです。

レタス

産出額第4位

静岡県のレタスは冬が出荷最盛期。若採りすることで鮮度が保たれシャキッとした食感とほのかな甘さが特徴です。

チンゲンサイ

産出額第2位

中華料理に必須のチンゲンサイも、静岡県は全国有数の産地です。栄養価が高く、青々とした葉の色、ほのかな甘みと歯切れのよい食感が特徴です。

温室メロン

産出額第4位

メロンの中でも最高級品といわれる温室メロンは、作付面積、収穫・出荷量ともに日本一。芳醇な香り、美しい網目など、高い品質を誇る静岡県のメロンは、全国の市場で不動の地位を確立しています。

ばら

出荷額第2位

贈答用に人気のばらは、県内で100を超える品種が栽培されています。一輪咲きやスプレー状のもの、香りのある品種など、変化に富んだ色や形のばらがあります。

セルリー

産出額第2位

シャキッとした食感に独特の香りが魅力のセルリーは、静岡県の洋野菜の代表格。冬季の出荷量は日本一を誇ります。肉厚な茎、みずみずしい味わいが特徴です。

牛肉

JA静岡経済連が生産を支える特選和牛「静岡そだち」をはじめ、品種や飼料、生育方法にこだわって飼育されたブランド牛が、県内各地で生産されています。

上記データは令和3年度のもの
出典:生産農業所得統計(農林水産省)、令和3年産指定野菜(秋冬野菜等)及び指定野菜に準ずる野菜の作付面積、収穫量及び出荷量(農林水産省)

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